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Palm OS Programmer's Companion Volume I/15-1の変更点

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!!!15-1 開発時のエラーの表示
 
エラーマネージャはソースコードで使用できるいくつかのコンパイラマクロを提供しています。これらのマクロは致命的エラーのアラートを画面に表示し、エラー表示後にハンドヘルドをリセットしたりデバッガに入るためのボタンを提供します。このようなマクロには3種類あります。ErrDisplay、ErrFatalDisplayIf、および ErrNonFatalDisplayIf です。

*ErrDisplay は常に画面にエラーメッセージを表示します。
*ErrFatalDisplayIf と ErrNonFatalDisplayIf は最初の引数が TRUE の場合にのみエラーメッセージを表示します。

エラーマネージャはコンパイラの ERROR_CHECK_LEVEL シンボル定義を使って表示されるエラーメッセージのレベルを制御します。このコンパイラのシンボル定義を変更することで、どのレベルのエラーチェックと表示がアプリケーションに組み込まれるかを制御することができます。none、partial、および full の3レベルがサポートされています。

,ERR_CHECK_LEVEL に設定する値,コンパイラの挙動
,ERROR_CHECK_NONE (0), エラーコールのコンパイルは一切行なわない
,ERROR_CHECK_PARTIAL (1),ErrDisplay および ErrFatalDisplayIf の呼び出しのみコンパイルする
,ERROR_CHECK_FULL (2), 3種類の呼び出しを全てコンパイルする

開発中は、初期段階では全てのエラーチェックを有効にし、アルファおよびベータテスト期間では部分チェックに、そして最終的な製品ではエラーチェックを無効にします。部分チェックでは、致命的エラーだけが表示されます。エラーの可能性があるというだけの条件については、アプリケーション開発者がすでにその条件について承知しており、そのようにソフトウェアをデザインしているという仮定のもとに無視されます。

 
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