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Palm OS User Interface Guidelines/3-5の変更点

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!!!3-5 プログレスダイアログ
 
 努力の甲斐もなく、長時間に渡る処理を避けられないことに気付くかもしれません。例えば、ネットワークに接続したりシリアル/赤外線ポートを使用する場合、より素早く接続を確立する方法はありません。このような場合、プログレスダイアログ(図 3.21 参照)を使用してアクションが実行中であることを示すようにします。

!図 3.21 プログレスダイアログ
{{ref_image figure_3.21.gif}}

!表 3.5 プログレスダイアログの詳細
,指標,値
,幅,システムにより決定
,高さ,システムにより決定
,上端,システムにより決定
,左端,システムにより決定
,境界線,各辺2ピクセル

 プログレスダイアログには、処理が進行中であることを示すために定期的に更新されるビットマップとメッセージが表示されます。例えば名刺を他の Palm ハンドヘルドにビームする場合、図3.21に示す赤外線通信のプログレスダイアログが2種類のビットマップを交互に表示し、メッセージを“初期化中”、 “開始中”、 “検索中”、 “接続中”、 “送信中”の順で表示します。

 プログレスダイアログは処理が完了すると自動的に閉じられます。そのため、OK ボタンや Done ボタンはありませんが、ユーザーが処理を中断させられるよう、キャンセルボタンが備わっています。

 プログレスダイアログを使用する目的は、イライラしたりハンドヘルドが壊れたのではないかと思い込むユーザーをなだめることにあります。プログレスダイアログは、システムやアプリケーションが何をしているかをユーザーに知らせます。もし処理が複数のステップに分かれておらず、1秒以上3秒以内で終了する場合には、かわりに画面中央に表示するシンプルな Please Wait フォームを使用した方が良いかもしれません。ランチャは、情報メニューの内容(図 3.22 参照)を収集する際にこのようなフォームを使用します。ただし、プログレスフォーム同様、Please Wait フォームも可能な限り使用を避けるようにして下さい。使う場合でも稀にしか使わないようにします。

!図 3.22 Please Wait フォーム
{{ref_image figure_3.22.gif}}

::NOTE
:::Please Wait フォームは数秒以上表示し続けないようにして下さい。さもないとユーザーはハンドヘルドがフリーズしたと思い込むでしょう。

 
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