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Palm OS User Interface Guidelines/8-3の変更点

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!!!8-3 グラフィック
 
 グラフィックのデザインをする場合、適切な画像表現のためにカラーとグレースケールを注意深く使用する必要があります。

 ベストな表示のためには、サポートされるパレットそれぞれに対応するバージョンの画像を用意すべきです。すなわち、モノクロ、2 ビットグレースケール、4 ビットグレースケール、8 ビットカラー、そして 16 ビットカラーです。このことは、アプリケーションアイコンとして 10 種類の異なるアイコンを用意することになるということです。つまり、それぞれのパレットに対して大きなアイコンと小さなアイコンを1つずつです。

 サポートされる全てのパレットの画像を用意しない場合、Palm OS は画面のビット深度にもっとも近いビット深度のデータを使用します。例えば、モノクロ画像と 8 ビットカラーの画像だけを用意した場合、2 ビットグレースケールおよび 4 ビットグレースケールで動作するハンドヘルドは 1 ビット画像を選択します。全てのカラーハンドヘルドは 8 ビット画像を使用するでしょう。

 異なる解像度の画面が存在すること、および異なる解像度では画像がまったく違って見えることを覚えておいて下さい。160 dpi の高解像度画面は 80 dpi の画面よりも高い粒度での表示が可能です。以前に低解像度の 8 ビットカラーアイコンをデザインしたのであれば、高解像度の対応画像にはより詳細を追加する必要があることに気付くでしょう。

 例えば、図 8.3 はメールアプリケーションのアイコンのいくつかのバリエーションを示しています。左のアイコンは 80 dpi の 8 ビットカラーアイコンです。単純にギザギザをスムーズにすることで高解像度カラーアイコンに変換したとすると、それは中央に示したようなものになるでしょう。このアイコンのデザインはいくぶんかフラットなようです。右のアイコンはもっと詳細が描かれています。封筒にはいくらか奥行きが追加され、消印が追加され、切手にはより詳細が描かれています。

!図 8.3 異なる解像度におけるメールアプリケーションのアイコン
{{ref_image figure_8.3.gif}}

 アイコンデザインについての詳細は、27 ページの[[“アプリケーションアイコン”|Palm OS User Interface Guidelines/2-2]]を参照して下さい。

 
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