[[← 5 節に戻る|Palm OS User Interface Guidelines/5-5]] [[↑5 章トップへ|Palm OS User Interface Guidelines/5]] ---- !!!5-6 スライダー    スライダー(図 5.21 参照)は、特定の範囲に収まるような値を表現します。たとえば、スライダーは0〜10までの値を表現することができます。 !図 5.21 スライダー {{ref_image figure_5.21.gif}} !表 5.7 スライダーの詳細 ,指標,値 ,幅,可変{{br}}デフォルトの背景ビットマップでは、{{br}}幅が 72,93,114,135,または 156 の{{br}}場合に最適な表示になる ,高さ,15{{br}}あるいはつまみのビットマップと同じ高さ ,上端,可変 ,左端,可変 ,境界線,なし ,コンテンツ,N/A !!システムが定める挙動  スライダーには、その挙動を決めるための4つの属性があります。これらの属性は、スライダーを作成する際に指定します。 *スライダーのとりうる最小値 *スライダーのとりうる最大値 *初期値 *ページジャンプの値。すなわち、スライダーのつまみの右か左をタップした際の増減値  Palm OS はスライダーの外観と値の両方を更新します。つまみをドラッグすると、スライダーの値はそれに応じて更新されます。つまみの左側の背景をタップすると、スライダーの値はページジャンプ値の分だけ減少し、つまみはその分左に移動します。つまみの右側の背景をタップすると、スライダーの値はページジャンプ値の分だけ増加し、つまみはその分右に移動します。  Palm OS は2種類のスライダーをサポートします。通常のスライダーとフィードバックスライダーです。両者の違いはその挙動にあります。つまみをドラッグしたりスライダーの領域内でペンを押下し続けた場合、フィードバックスライダーは継続的に値を更新し、変更発生のイベントを通知し続けます。通常のスライダーはペンが離れるまで待機し、その後値を更新します。  ほとんどの場合は、通常のスライダーで十分です。フィードバックスライダーが必要になるのは、つまみの移動以外にも視覚的なフィードバックを提供したい場合だけです。たとえば、スライダーの現在値を表示するフィールドがある場合、おそらくフィードバックスライダーを使いたくなるでしょう(図 5.22 参照)。 !図 5.22 フィードバックスライダー {{ref_image figure_5.22.gif}} !!ルック&フィール  スライダーは2つのビットマップを使って描画されます。1つはスライダーの背景で、もうひとつはつまみです。デフォルトのビットマップを使用する場合、つまみの表示のためにスライダーの高さを15ピクセルにする必要があります。幅は自由に設定できます。  デフォルトビットマップは、スライダーが数値を設定する場合に適しています。スライダーがより視覚的な値を設定する場合、つまみのドラッグによる効果を示すために別の背景ビットマップを使用して下さい。輝度とコントラストの調整フォームでは、デフォルト以外のビットマップを使用しています(図 5.23 参照)。できる限り、背景ビットマップは画面に表示されるとおりの幅で作成して下さい。 !図 5.23 デフォルト以外のスライダービットマップ {{ref_image figure_5.23.gif}}   ---- [[← 5 節に戻る|Palm OS User Interface Guidelines/5-5]] [[↑5 章トップへ|Palm OS User Interface Guidelines/5]]