Palm Programmer's Laboratory
【NS Basic/Palm】タイマーイベントの使い方
[開発情報]
【NS Basic/Palm】タイマーイベントの使い方
- NS Basicでタイマーイベントを使う際のテクニックです。
概要
NS Basic/Palmのタイマーイベントは、「一定時間後にイベントを発生させる」という使い方をします。
タイマーイベントを発生させるコード
SysInfoSet("Timer",n )
“n”はミリ秒単位で指定します。
例えば、
SysInfoSet("Timer",1000 )
は「1秒後にタイマーイベントを発生させる」という命令です。
タイマーイベントが発生した際の処理の記述
タイマーイベントの処理は、他のイベント処理と同様Formのイベントコード内に記述します。
イベントの種類の判定はgetEeventType()関数で行います。
getEventType()の戻り値が「nsbTimer」ならタイマーイベントです。
以下にソースの記述例を示します。
Dim evt as Integer Dim key as String evt=GetEventtype() If evt=nsbTimer Then '-- Timer Event : タイマーイベント発生時の処理 : End Select EndIf
注意点
タイマーイベントはNS Basic/Palm 5.02以降でサポートされています。
NS Basicのタイマーイベントは、SysInfoSet命令1つにつき1回しか発生しません。
定期的にタイマーイベントを発生させたいのであれば、以下のようにタイマーイベントの処理の最後で、次のタイマーイベントを発生させるように指示する必要があります。
Dim evt as Integer Dim key as String evt=GetEventtype() If evt=nsbTimer Then '-- Timer Event : タイマーイベント発生時の処理 : SysInfoSet("Timer",1000 ) End Select EndIf
また、タイマーは発生時間にゼロを指定するかプログラムを終了させると破棄されます。
したがってPalm標準のアラームのような事は出来ません。
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