Palm Programmer's Laboratory

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Palm OS Programmer's API Reference/B-1

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B 互換性ガイド (ページ 1)

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2.0 New Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることをシステム バージョンが 2.0 以上であることをチェックすることでチェックすることができます。このように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator,
sysFtrNumROMVersion, &romversion); 

romversion パラメータは 0x02003000 かそれ以上であるべきです。

起動コード ^TOP^

この Feature Set では以下の起動コードが追加されます。

関数 ^TOP^

この Feature Set では以下の関数が追加されます。

変更された既存の関数 ^TOP^

その他の変更点 ^TOP^

規則によると、1.0 SDK で開発される Palm OS アプリケーションは最新のデバイスでエラー-フリーで実行できるべきです。1.0 アプリケーションでは 2 つの落とし穴があります:

  • fldChangedEvent の変更 - 現在では、フィールド オブジェクトが変更されたときはいつでも、OS は fldChangedEvent を適切に送信します。以前は、このイベントが送信されない - 特に FldSetText 操作が実行されたときに - ことがありました。あなたのアプリケーションが今では送信されているこのイベントを受け取らない場合、問題となるかもしれません。
  • 非標準ツール - あなたのアプリケーションが Palm OS 用の Metrowerks Code Warrior で開発されたものではない場合、それは実行時に問題を起こすかもしれません。以下の場合に、問題が発生する可能性があることがわかっています:
    • アプリケーションが最適化を ON にしてコンパイルされた。
    • アプリケーションがシステム設定(プリファレンス)使用している。

3.0 New Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることをシステム バージョンが 3.0 以上であることをチェックすることでチェックすることができます。このように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator,
sysFtrNumROMVersion, &romversion); 

romversion パラメータは 0x03003000 かそれ以上であるべきです。これは sysMakeROMVersion マクロを使用して構築することができます:

sysMakeROMVersion(3,0,0,sysROMStageRelease,0)

起動コード ^TOP^

この Feature Set は以下の起動コードを追加します:

これに加えてさらに、sysAppLaunchCmdGoTo はグローバル検索によって使用されるのに加えて交換マネージャによっても送信されるようになります。

フォント ^TOP^

この Feature Set は以下のフォントを追加します:

largeBoldFont

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:

動的なユーザ インターフェイス エレメントの作成と使用についての更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「ダイナミック UI」 を参照してください。


'''フォント関数}}

これらの関数とカスタム フォントのサポートについての更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「フォント」 を参照してください。


進捗マネージャ関数

更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「プログレス ダイアログ」 を参照してください。


ファイル ストリーミング関数

更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「ファイル ストリーミングの API」 を参照してください。


サウンド関数


交換マネージャ関数

更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. II, 通信ビーム(赤外線通信) を参照してください。


赤外線通信ライブラリ関数

更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. II, 通信ビーム(赤外線通信) を参照してください。


その他の関数

変更された既存の関数 ^TOP^

2.0 の 2 つの関数が 3.0 で変更されました:

その他の変更点 ^TOP^

  • ダイナミック ヒープのサイズが 96 KB に増加されました。
  • ストレージ RAM はもはや複数の 65 KB ごとのストレージ ヒープに分割されなくなりました。メモリ カード上のすべてのストレージ RAM は単一のストレージ ヒープとしてコンフィグレーションされます。
  • 各フラッシュ ROM-ベース Palm デバイスは、それのデバイスを固有に識別し、SysGetROMToken|Palm OS Programmer's API Reference/54 で取得することができるシリアル番号を保持します。更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「ROM シリアル ナンバー」 を参照してください。
  • アプリケーション ランチャ(シルクスクリーンの "Application" ボタン経由でアクセスされます)は今ではポップアップではなくひとつのアプリケーションです。API に以前のポップアップを提供する SysAppLauncherDialog 関数は互換性を保つために Palm OS 3.0 でもまだ存在しています。しかし、更新されることは無く、一般に使用すべきではありません。更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「アプリケーション ランチャ」 を参照してください。
  • サウンド マネージャ は MIDI サウンド ファイル、新しいサウンドの追加、非同期プレイバック(訳者: ?、原文: asynchronous playback)、その他の Feature をサポートします。さらに、ボリューム設定のための新しいセレクタがあります。更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「システムのブートとリセット」 を参照してください。

以下の関数は以前にもシステムに存在していましたが、ドキュメントには載っていませんでした:

3.1 New Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることをシステム バージョンが 3.1 以上であることをチェックすることでチェックすることができます。このように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator,
sysFtrNumROMVersion, &romversion); 

romversion パラメータは 0x03103000 かそれ以上であるべきです。これは sysMakeROMVersion マクロを使用して構築することができます:

sysMakeROMVersion(3,1,0,sysROMStageRelease,0)

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:

ContrastAdjust (訳者: UIContrastAdjust() を参照してください)

NOTE
PalmOSGlue.lib'ChrHorizEllipsis のための互換性を保つ関数とマクロを提供します。あなたがこれらの関数を 3.1 Feature Set を持たないシステムで使用することを望む場合、あなたはあなたのアプリケーションを PalmOSGlue.lib にリンクさせることができます。更なる情報は 「PalmOSGlue ライブラリ」? を参照してください。

文字エンコードの変更 ^TOP^

Palm OS 3.1 からは、たいていのシステムで使用される文字エンコードは Microsoft Windows code page 1252 です。3.1 より前のバージョンが使用していたエンコードは code page 1252 によく似たものでしたが、完全にはそれに従っていませんでした。文字セットへの以下の変更が Palm OS 3.1 で導入されます:

  • ASCII 文字コード表の後ろの方にある特別な Palm OS グリフのいくつか(ショートカット ストロークやコマンド ストロークなど)は制御コードがある前の方に移動され、他の文字(numeric space (訳者: ???)とエリプシス(訳者: 「…」のこと)など)は制御コードのところにコピーされました。これにより、それらの文字がどのエンコードでも存在することを保証します。numeric space とエリプシスに対して、あなたはマクロ ChrNumericSpace()|Palm OS Programmer's API Reference/29ChrHorizEllipsis()|Palm OS Programmer's API Reference/29 を使用して文字マップに関係なく適切な文字を返すことができます。PalmOSGlue.lib では、これら 2 つのマクロはそれぞれ TxtGlueGetNumericSpaceCharTxtGlueGetHorizEllipsisChar という名前になっています。
  • 4 つのトランプ(原文: playing-card)文字(訳者: スペード、ハート、クローバ、ダイヤのことだと思われる)は、標準である ASCII 文字コード表の後ろのほうから 9 ポイント シンボル フォントに移動されました。

3.1 でのその他の変更点 ^TOP^

Palm OS 3.1 は新しいプロセッサをサポートします: EZ Dragonball プロセッサ。このプロセッサは既存の Dragonball プロセッサと互換性があり、システム グローバルに直接アクセスしない限りあなたのアプリケーションは何も変更せずに動作します。

あなたのアプリケーションが EZ Dragonball で動作するかどうかを調べる必要がある場合、以下のコードを使ってチェックすることができます:

DWord id, chip;
Word revision;
Err err;
err = FtrGet(sysFtrCreator, 
      sysFtrNumProcessorID, &id);
if (!err) {
  chip = id & sysFtrNumProcessorMask;
  revision = id & 0x0ffff;
  if (chip==sysFtrNumProcessor328)
    // traditional Dragonball
  else if (chip==sysFtrNumProcessorEZ)
    // Dragonball EZ
}
  • 定数 preferenceDataVersion は削除され、preferenceDataVerLatest で置き換えられました。
  • 文字変数は 2 バイト長になりました。型 WChar が文字変数を定義します。
  • keyDownEvent 構造体の chr フィールド(これは入力された文字を保持します)は Word から WChar に変更されました。
  • 文字列マネージャ関数 StrChr()StrStr() はバッファを任意のバイト配列ではなく文字として扱うようになりました。あなたが以前にこれらの関数をデータ バッファを検索するために使用していた場合、あなたのコードはもはや動作しないかもしれません。
  • 文字列マネージャ関数 StrToLower() はアクセント付きの文字(訳者: 仏語や独語のアクセント付き文字のことか?)を含むすべてのタイプの文字を扱えるようになりました。
  • FieldAttrType の下線属性は値 2 をサポートするようになりました。以前は、下線モードは下線無し(0)とグレイの下線(1)だけが使用可能でした。Palm OS 3.1 以降では、値 2 はソリッド下線として解釈されます。Windows.h で定義されている UnderlineModeType 列挙体が下線属性のために取り得る値を定義しています。
  • DmGetNextDatabaseByTypeCreator()onlyLatestVers パラメータの使用方法が 3.1 で変更されました。onlyLatestVerstrue の場合、あなたはタイプと作成者が一致するデータベースを 1 つだけ受け取ります。バージョン 3.0 以前では、onlyLatestVerstrue の場合、あなたは一致する複数のデータベースを受け取る可能性がありました。詳細は関数の説明を参照してください。

3.2 New Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることをシステム バージョンが 3.2 以上であることをチェックすることでチェックすることができます。このように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator,
sysFtrNumROMVersion, &romversion); 

romversion パラメータは 0x03203000 かそれ以上であるべきです。これは sysMakeROMVersion マクロを使用して構築することができます:

sysMakeROMVersion(3,2,0,sysROMStageRelease,0)

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:

NetLib... 関数は 3.2 New Feature Set で存在していますが、Palm OS Garnet SDK で初めて宣言されるということに注意してください。

変更された既存の関数 ^TOP^

3.0 で存在した 2 つの関数が 3.2 で変更されました。

3.2 でのその他の変更点 ^TOP^

  • システムだけが使用する関数 AlmDisplayAlarm は、返り値無しから、Bool 値を返すように変更されました。この変更は AlmDisplayAlarm 呼び出しをインタセプト(途中で横取り)するシステム パッチと拡張に影響を与えるかもしれません。

インタナショナル Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることをインタナショナル マネージャの存在をチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator, sysFtrNumIntlMgr, &value);

インタナショナル マネージャがインストールされている場合、value パラメータは非 0 値であり、さらに返されるエラーは 0 です(エラーが無ければ)。

Palm OS Programmer's Companion, vol. I「アプリケーションのローカライズ」 を読めば、インタナショナル マネージャについて更に学ぶことができます。

NOTE
あなたがインタナショナル Feature を持たないシステムでインタナショナル関数を使用することを望む場合、あなたはあなたのアプリケーションを PalmOSGlue.lib にリンクさせることができます。このライブラリの関数は以下にリスト アップする関数と同じです - ただし、接頭辞は "Txt" ではなく "TxtGlue" です。更なる情報は 「PalmOSGlue ライブラリ」? を参照してください。

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:


テキスト マネージャ関数


その他の関数


削除された関数とマクロ

インタナショナル Feature Set が存在する場合、以下の関数とマクロは使用できません:

日本語 Feature Set ^TOP^

あなたは日本語 Feature Set が実装されていることをユニットが日本語かどうかをチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator, sysFtrNumEncoding, &value);

value パラメータが charEncodingCP932 の場合、ユニットは日本語 OS です。

日本語の実装についての更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「日本に関する実装の注意点」 を参照してください。

ワイヤレス インタネット Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることを Web クリップ アプリケーション ビューア(ビューア)と iMessenger アプリケーションの存在をチェックすることでチェックすることができます。ビューアのチェックの仕方の一例を挙げます:

DmSearchStateType searchState;
UInt16 cardNo;
LocalID dbID;
err =DmGetNextDatabaseByTypeCreator(true,
&searchState, sysFileTApplication,
sysFileCClipper, true, &cardNo, &dbID);

ビューアが存在しない場合、DmGetNextDatabaseByTypeCreator ルーチンはエラーを返します。iMessenger をチェックするには、作成者タイプ sysFileCMessaging を使用します。

NOTE
ビューア(原文: Viewer)は以前はクリッパ(原文: Clipper)と記述されていました。

Palm OS Programmer's Companion, vol. II, 通信「インターネット及びメッセージング アプリケーション」? を読むことで、ワイヤレス インタネット アクセスと、ビューアと iMessenger アプリケーションへのプログラム的なインタフェイスのための Palm.Net システムについて更に学ぶことができます。完全な記述は、Web Clipping Developer's Guide を参照してください。

起動コード ^TOP^

この Feature Set は以下の起動コードを追加します:

イベント ^TOP^

この Feature Set は以下のイベントを追加します:

さらにこの Feature Set は以下の keyDownEvent キー コードを追加します:

  • vchrHardAntenna
  • vchrRadioCoverageOK
  • vchrRadioCoverageFail

これらのキー コードは ワイヤレス keyDownEvent キー コード|Palm OS Programmer's Companion Volume II/9-5 で説明されています。

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:


インタネット ライブラリ関数

更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. II, 通信「ネットワーク通信」? を参照してください。

新シリアル マネージャ Feature Set ^TOP^

新シリアル マネージャ Feature Set には 2 つのバージョンがあります。

新シリアル マネージャ Feature Set バージョン 1 ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることを新シリアル マネージャの存在をチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFileCSerialMgr,
sysFtrNewSerialPresent, &value);

新シリアル マネージャがインストールされている場合、value パラメータは非 0 となり、返されるエラーは 0 となります(エラーが無い場合)。

あなたは、Palm OS Programmer's Companion, vol. II, 通信「シリアル マネージャ」「接続マネージャ」 を読むことによって、新シリアル マネージャと接続マネージャについて更に学ぶことができます。

この Feature Set は以下の関数を追加します。


シリアル マネージャ関数


仮想ドライバ関数


接続マネージャ関数


シリアル リンク マネージャ関数

新シリアル マネージャ Feature Set バージョン 2 ^TOP^

あなたは新シリアル マネージャ Feature Set のバージョン 2 が実装されていることをシリアル マネージャと Palm OS のバージョン番号をチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFileCSerialMgr,  
  sysFtrNewSerialVersion, &value); 
err = FtrGet(sysFtrCreator,  
  sysFtrNumROMVersion, &romVersion);

以下の場合、新シリアル マネージャは存在しています:

  • 両方の FtrGet 呼び出しが 0 を返す(エラーが無い)
  • value パラメータは 2 となる。
  • romVersion パラメータは 0x04003000 となります。これは sysMakeROMVersion マクロを使って構築することができます:
sysMakeROMVersion(4,0,0,sysROMStageRelease,0)

この Feature Set は以下の関数を追加します:


シリアル マネージャ関数


仮想ドライバ関数

重要
Handspring デバイスのあるものは Palm OS バージョン 3.5 をインストールされて出荷されますが、新シリアル マネージャ Feature Set バージョン 2 を持ちます。これらのデバイスは SignalCheckPtr 仮想ドライバ関数をサポートし、USB をサポートするために機能が拡張されています。しかしながら、それらはこの Feature Set のそれ以外の関数はサポートしません。

あなたは、Palm OS Programmer's Companion, vol. II, 通信「シリアル通信」 を読むことによって、新シリアル マネージャについて更に学ぶことができます。

接続マネージャ Feature Set ^TOP^

あなたは接続マネージャ Feature Set が実装されていることを接続マネージャ Feature の値をチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(kCncFtrCncMgrCreator,
kCncFtrCncMgrVersion, &version);

version パラメータは 0x00040001 かそれ以上であるべきです。4.0 Palm OS SDK では、この値は kCncMgrVersion で表されます。

NOTE
新シリアル マネージャ Feature Set バージョン 1 が存在する場合、以前のバージョンの接続マネージャが使用蚊のです。

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:

3.5 New Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることをシステム バージョンが 3.5 かそれ以上であることをチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator,
sysFtrNumROMVersion, &romVersion);

romVersion パラメータは 0x03503000 かそれ以上であるべきです。これは sysMakeROMVersion マクロを使って構築することができます:

sysMakeROMVersion(3,5,0,sysROMStageRelease,0)

起動コード ^TOP^

この Feature Set は以下の起動コードを追加します:

イベント ^TOP^

この Feature Set は以下のイベントを追加します:

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:


ビットマップ

ビットマップの作成と使用についての更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「ビットマップ」 を参照してください。


コントロール

これらの関数はグラフィカル ボタンとスライダ コントロールを追加します。更なる情報は Palm OS Programmer's Companion, vol. I「オフスクリーン ウィンドウ」 を参照してください。


フォーム

フォーム関数への変更の 1 つに拡張ガゼットのサポートがあります。ガゼットと拡張ガゼットについての更なる情報は、Palm Programmer's Companion, vol.I「カスタム UI オブジェクト(ガゼット)」 を参照してください。


メニュー

メニュー関数の使用についての更なる情報は、Palm Programmer's Companion, vol.I「メニュー」 を参照してください。


オーバレイ マネージャ

オーバレイ マネージャの使用についての更なる情報は、Palm Programmer's Companion, vol.I「リソースをローカライズするためのオーバレイの使用」 を参照してください。


プライベート レコード


テーブル


UI カラー

UI カラー API の使用についての更なる情報は、Palm Programmer's Companion, vol.I「カラーとグレイスケールのサポート」 を参照してください。


UI コントロール


ウィンドウ

ウィンドウ関数の使用についての更なる情報は、Palm Programmer's Companion, vol.I「Palm ハンドヘルドでの描画」 を参照してください。


その他の新しい関数

変更された既存の関数 ^TOP^

Palm 3.5 よりも前から存在した以下の関数はリリース 3.5 で変更されました:

新データ タイプ ^TOP^

データ タイプ Byte などは今ではその使用を推奨されません。適切な新しいデータ タイプを使用することを推奨します。例えば、SWord の代わりに Int16 を、DWord の代わりに UInt32 を使用します。特に、不適当であった Handle/VoidHand の区別は修正されました; 代わりに MemHandle を使用してください。

データ タイプの名前がどのように変更されたのかを学ぶには、ヘッダ ファイル PalmOSCompatibility.h を参照してください。このファイルは古いデータ タイプから新しいデータ タイプへのマッピングを提供しています。あなたがあなたのコードを変更することなしにやっていく必要がある場合、あなたは、古いデータ タイプ名の宣言を提供するために、このファイルをあなたのプロジェクトにインクルードすることができます。

イベントの変更点 ^TOP^

  • tapCount フィールドが EventType 構造体に追加されました。tapCount フィールドは、ユーザが現在の位置でペンを何回タップしたかを特定します; フィールドの中で、2 回タップすると単語を選択し、3 回タップすると行を選択します。
重要
tapCount フィールドが EventType 構造体に追加されたため、新しいイベントをキューに追加するためにイベント構造体を使用する前に、そのイベント構造体をクリアすることがより重要になりました。クリアしないと、tapCount は新しいイベントで不正確なものになる可能性があります。
  • ctlRepeatEventctlSelectEvent のための構造体に value フィールドが追加されました。この新しいフィールドはスライダのためだけに使用されます; これはスライダの現在値を保持します。
  • フォーム オブジェクトは今では vchrMenu 文字を持つ keyDownEvent をイベント キューに追加することによって frmTitleSelectEvent をハンドルします(これはフォームのメニューを表示させます)。
  • システム-レベル イベントのための構造体定義のいくつかは Event.h から SysEvent.h に移されました。
  • winEnterEvent は今では FrmDrawForm() が呼び出されるまで生成されません。winEnterEvent ではなく、frmOpenEvent に応答してあなたのフォームを描くようになっていることを保証してください。
  • EvtSetNullEventTick()|Palm OS Programmer's API Reference/53 は今では関数です。以前のリリースでは、それはマクロでした。

その他の変更点 ^TOP^

  • FrmDrawForm()
    • リリース 3.5 では、FrmDrawForm は描画する前にウィンドウの Rectangle (訳者: 領域)を消去します。そのため、あなたは FrmDrawForm の呼び出し前ではなく、呼出し後にカスタム描画を行わなければなりません。FrmDrawForm 呼び出しの前に描画を行った場合、その変更は失われます。デバッグ ROM では、ウィンドウ ハンドルは FrmDrawForm が呼び出されるまで無効であるため、FrmDrawForm の前に描画を行うとバス エラーとなります。
  • リソース マネージャ
  • DmGetDatabase()
    • この呼び出しが返すデータベースの順番は変更されました。以前は ROM のデータベースが最初に返され、それから RAM のデータベースが返されました。今では、それらは混ざり合っています。開発者はこの呼び出しから返されるデータベースの順番を信頼すべきではありません。
  • StrToLower()
    • この関数は 3.5 ラテン ROM では異なります。以前は、この関数は A から Z までを変換するだけでした。今ではさらに、高い(訳者: コード表の後半にある)ASCII 文字も変換します。
      (訳者補足: StrToLower を参照すると、Palm OS 3.5 より前では日本語デバイスでアクセント付きの文字を変換するだけであったのが、Palm OS 3.5 ではラテン デバイスでのアクセント付き文字を含むすべての文字を変換するとなっています。日本語のアクセント付き文字とは「ば」「ぱ」など、ラテン デバイスでのアクセント付き文字とは仏語や独語のアクセント付きもじのことだと思われます。これをアクセントの付いていない文字に変換するということだと思います。ただ、ここで行っている ASCII コードとはどのようなものかわからないため、正確なことはわかりません。)
  • タイム マネージャ
    • デバッグ ROM を使用している場合、dateFormat 次第で文字列バッファは dateStringLength 個または longStrLength 個のデバッグ バイトで満たされます。日付に加えて曜日を返すルーチンでは、バッファのサイズが拡張されました。そのため、開発者は DateTime.h で定義されている最大長をチェックする必要があります。
  • ストレージ ヒープ ヘッダのフォーマットが変更されました。そのため、これまでに保存されていたシミュレータ カード イメージは無効となり、廃棄されるべきです。
  • カテゴリ データ構造体
    • データ構造体 AppInfoTypeドキュメント化されました。
    • CategoryCreateList() は今では 2 つの新しい定数 - categoryHideEditCategorycategoryDefaultEditCategoryString - を持つ「隠す」機能を持ちます。
      (訳者補足: categoryHideEditCategory を使用すると、リストでの「カテゴリ編集」というアイテムを隠すことができ、それによりユーザがリスト アイテムの編集を行うことを不可能にできます。)
  • FtrPtrNew()|Palm OS Programmer's API Reference/34
    • FtrPtrNew は今では 64 KB よりも大きなチャンクの割り当てを許可します。
  • ダイナミック ヒープ
    • ダイナミック ヒープは今ではシステムが使用可能なメモリの量に基づいたサイズとなります。


表 B.1 ダイナミック ヒープのサイズ

デバイスの RAM サイズ ヒープ サイズ
x < 2 MB 64 KB
2 MB < x < 4 MB 128 KB
4 MB < x 256 KB

通知 Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることを通知マネージャの存在をチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator,
sysFtrNumNotifyMgrVersion, &value);

通知マネージャがシステムの一部として存在する場合、value パラメータは非 0 となり、返されるエラーは 0 となります(エラーが無い場合)。


通知マネージャ

通知マネージャについて更に学ぶには、Palm OS Programmer's Companion, vol. I「通知」 を参照してください。

4.0 New Feature Set ^TOP^

あなたはこの Feature Set が実装されていることをシステム バージョンが 4.0 かそれ以上であることをチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator,
sysFtrNumROMVersion, &romVersion);

romVersion パラメータは 0x04003000 かそれ以上であるべきです。これは sysMakeROMVersion マクロを使って構築することができます:

sysMakeROMVersion(4,0,0,sysROMStageRelease,0)

起動コード ^TOP^

この Feature Set は以下の起動コードを追加します:

通知 ^TOP^

この Feature Set は以下の通知を追加します:

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:


Attenstion マネージャ


日付とタイム マネージャ


Exchange マネージャ

Exchange マネージャについての更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol.II, 通信第 1 章 「オブジェクト交換」 を参照してください。


Exchange ライブラリ

Exchange ライブラリについての更なる情報は、Palm OS Programmer's API Reference第 63 章 「Exchange ライブラリ」? を参照してください。


ロケール マネージャ


その他の UI


通知マネージャ


PDI ライブラリ関数

更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol.II, 通信第 3 章 「個人データのやりとり」 を参照してください。


サウンド マネージャ関数

更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol.I第 11 章 「Palm システム サポート」 を参照してください。


電話マネージャ関数

電話マネージャについての更なる情報は、Palm OS Programmer's Companion, vol.II, 通信第 10 章 「電話マネージャ」? を参照してください。


ウィンドウ マネージャ


国際化関数

以下の関数はローカライズされたアプリケーションを作成することを援助するために追加されました。

変更された既存の関数 ^TOP^

4.0 より前で既存の以下の関数はリリース 4.0 で変更されました。

拡張マネージャ Feature Set ^TOP^

すべてのシステムが拡張マネージャ サービスを持っている(必要としている)わけではないので、これらのサービスを使用することを望むアプリケーションは、拡張マネージャを呼び出す前に、それらが存在していることをチェックすべきです。これは、拡張マネージャのシステム Feature をチェックすることによって行います。チェックは FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しで sysFileCExpansionMgr に対して Feature 作成者を、expFtrIDVersion に対して Feature 番号を提供します。

以下のコードは、拡張マネージャの存在と正確なバージョンをチェックする方法を示しています。expectedExpMgrVersionNum はあなたが予期する実際のバージョン番号で置き換えるべきであるということに注意してください。

UInt32 expMgrVersion;
Err err;
 
err =FtrGet(sysFileCExpansionMgr,
  expFtrIDVersion, &expMgrVersion);
if(err){  
    // Expansion Manager not installed
} else {
    // check version number of Expansion Manager,
    // if necessary
    if(expMgrVersion == expectedExpMgrVersionNum)
        // everything is OK
}

第 33 章 「拡張マネージャ」? を読むことによって拡張マネージャについて更に学ぶことができます。

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します:


拡張マネージャ関数

VFS マネージャ Feature Set ^TOP^

すべてのシステムが仮想ファイル システム (VFS) マネージャ サービスを持っている(必要としている)わけではないので、これらのサービスを使用することを望むアプリケーションは、VFS マネージャを呼び出す前に、それらが存在していることをチェックすべきです。これは、VFS マネージャのシステム Feature をチェックすることによって行います。チェックは FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しで sysFileCVFSMgr に対して Feature 作成者を、vfsFtrIDVersion に対して Feature 番号を提供します。

以下のコードは、VFS マネージャの存在と正確なバージョンをチェックする方法を示しています。expectedVFSMgrVersionNum はあなたが予期する実際のバージョン番号で置き換えるべきであるということに注意してください。

UInt32 vfsMgrVersion;
Err err;
 
err =FtrGet(sysFileCVFSMgr,
  vfsFtrIDVersion, &vfsMgrVersion);
if(err){  
    // VFS Manager not installed
} else {
    // check version number of VFS Manager,
    // if necessary
    if(vfsMgrVersion == expectedVFSMgrVersionNum)
        // everything is OK
}

第 58 章 「仮想ファイル システム マネージャ」? を読むことによって VFS マネージャについて更に学ぶことができます。

関数 ^TOP^

この Feature Set は以下の関数を追加します。


VFS マネージャ関数

あなたはこの Feature Set が実装されていることをシステム バージョンが 3.5 かそれ以上であることをチェックすることでチェックすることができます。以下のように FtrGet()|Palm OS Programmer's API Reference/34 呼び出しを使用してチェックすることができます:

err = FtrGet(sysFtrCreator,
sysFtrNumROMVersion, &romVersion);

romVersion パラメータは 0x03503000 かそれ以上であるべきです。これは sysMakeROMVersion マクロを使って構築することができます:

sysMakeROMVersion(3,5,0,sysROMStageRelease,0)

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