Palm Programmer's Laboratory

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Palm OS Programmer's Companion Volume I/12-1

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12-1 ローカライズのガイドライン

 
もしアプリケーションがローカライズされる可能性があるならば、アプリケーションの設計を始める段階からこのガイドラインに従うべきです。アプリケーションのローカライズを考えていない場合でも、このガイドラインに従うのは良い考えです。

  • スクリーンレイアウトのデザインに英語バージョンのソフトウェアを使用する場合、文字列のスペースをより広めに確保し、英語バージョンが必要とするよりも大きなダイアログを使用できるようにして下さい。
  • 言語依存の文字列をコード内に置かないで下さい。スクリーン上にテキストを直接表示しなければならない場合、1行の警告やメッセージが他の言語でより多くの行を必要とする可能性を考慮して下さい。詳細については、8章“テキスト”“文字列”を参照して下さい。
  • 文字数や特定の部分文字列を含んでいるかどうか、あるいは他言語への翻訳によって失しなわれるような文字列の物理的な特性に依存しないようにして下さい。
  • データベース名は7ビットの ASCII キャラクタ(0x20〜0x7E)のみを使用しなければなりません。実際の PDB 名をユーザーに表示する場合、アプリケーションはそれぞれのデータベースについてローカライズされた名称と関連付ける方法を提供すべきです。
  • 文字、文字列、数値、日付を扱う場合、この章で説明する関数を使用して下さい。
  • 8章の273ページにある“文字列コンテンツの動的作成”で説明している文字列テンプレートの使用を検討して下さい。ローカライザに柔軟性を与えるために、できるだけ多くのパラメータを使用して下さい。ローカライズにおいて問題となる場合があるため、文字列を連結して文章を作成するのは避けるようにして下さい。
  • 略語は、Palm ハンドヘルドのとりわけ不足がちな描画領域に適応するための最適な方法となる場合があります。
  • より多くのスペースが必要な場合、リストやフィールド、ヒントなどのユーザーインタフェイス要素でスクロールを使用することを検討して下さい。

Palm OS User Interface Guidelines」では、さらに詳細なユーザーインタフェイスのガイドラインについて説明しています。

 


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