Palm Programmer's Laboratory
Palm OS Programmer's Companion Volume I/2-9
2-9 起動コードの要約
表 2.1 に全ての Palm OS の標準起動コードを示します。これらの起動コードはヘッダファイル SystemMgr.h で宣言されています。起動コードのパラメータは全て単一のパラメータブロックとして渡され、結果は同じパラメータブロックで戻されます。
表 2.1 Palm OS の起動コード
起動コード | リクエスト |
---|---|
scptLaunchCmdExecuteCmd | 指定されたネットワークログインスクリプトプラグインコマンドを実行します。 |
scptLaunchCmdListCmds | ネットワークスクリプトプラグインが実行するコマンドの情報を提供します。 |
sysAppLaunchCmdAddRecord | データベースにレコードを追加します。 |
sysAppLaunchCmdAlarmTriggered | 次のアラームをセットしたり、アラーム音を鳴らすような短いアクションを実行します。 |
sysAppLaunchCmdAttention | アテンションマネージャによって要求されたアクションを実行します。 |
sysAppLaunchCmdCardLaunch | アプリケーションを起動します。この起動コードはアプリケーションが拡張カードから実行されていることを示しています。 |
sysAppLaunchCmdCountryChange | 国情報の変更に応答します。 |
sysAppLaunchCmdDisplayAlarm | 指定されたアラーム画面を表示したり、時間のかかるアラーム関連のアクションを実行します。 |
sysAppLaunchCmdExgAskUser | エクスチェンジマネージャ経由でデータを受信するかどうかをユーザーに確認する画面の表示をアプリケーションが置き換えられるようにします。 |
sysAppLaunchCmdExgGetData | エクスチェンジマネージャを使ってデータを送信するようにアプリケーションに通知します。 |
sysAppLaunchCmdExgPreview | エクスチェンジマネージャを使ってプレビュー画面を表示するようにアプリケーションに通知します。 |
sysAppLaunchCmdExgReceiveData | エクスチェンジマネージャを使ってデータを受信するようにアプリケーションに通知します。 |
sysAppLaunchCmdFind | 文字列の検索を行ないます。 |
sysAppLaunchCmdGoTo | 特定のレコードに移動してそれを表示し、オプションとして指定されたテキストを選択します。 |
sysAppLaunchCmdGoToURL | アプリケーションを起動して URL を開きます。 |
sysAppLaunchCmdHandleSyncCallApp | アプリケーションのコンジットの指令によってアプリケーション固有の処理を行ないます。 |
sysAppLaunchCmdInitDatabase | データベースを初期化します。 |
sysAppLaunchCmdLookup | データの検索を行ないます。sysAppLaunchCmdFind とは対照的に、暗黙に間接的なレベルの検索です。例えば、名前に関連付けられた電話番号を検索します。 |
sysAppLaunchCmdNormalLaunch | 通常の起動を行ないます。 |
sysAppLaunchCmdNotify | ノティフィケーションのブロードキャストを行ないます。 |
sysAppLaunchCmdOpenDB | アプリケーションを起動してデータベースを開きます。 |
sysAppLaunchCmdPanelCalledFromApp | プリファレンスアプリケーションからではなく、アプリケーションから呼び出されたことをプリファレンスパネルに伝えます。 |
sysAppLaunchCmdReturnFromPanel | プリファレンスが呼び出された後、アプリケーションが再起動されることを伝えます。 |
sysAppLaunchCmdSaveData | データを保存します。検索オペレーションの直前などに使用されます。 |
sysAppLaunchCmdSyncNotify | HotSync が完了したことをアプリケーションに通知します。 |
sysAppLaunchCmdSystemLock | セキュリティアプリケーションに対し、システムをロックダウンするように要求します。 |
sysAppLaunchCmdSystemReset | システムリセットに応答します。この起動コードでは UI の表示は認められていません。 |
sysAppLaunchCmdTimeChange | システムの時刻変更に応答します。 |
sysAppLaunchCmdURLParams | Web クリッピングアプリケーションビューワからパラメータ付きでアプリケーションを起動します。 |