Palm Programmer's Laboratory
Palm OS Programmer's Companion Volume I/4
4 ユーザーインターフェース
この章では、アプリケーションで使用できるユーザーインターフェース( UI )要素について説明します。ユーザーインターフェース要素を作成するには、それがどこに、そしてどのように表示されるかを定義するリソースを作成します。アプリケーションはUIオブジェクトとしての要素とプログラム内でやりとりをします。Palm OS における UI オブジェクトは C 言語の構造体で、画面上の1つ以上の要素と結び付けられています。PalmのUIオブジェクトが構造体に過ぎず、他のシステムに見られるような凝ったものではないことに注意してください。一般的な C 構造体は他のオブジェクトよりもコンパクトなため、有用なのです。
この章ではユーザーインターフェース要素のそれぞれについて説明します。また、ユーザーインターフェースを補助するPalm OS いくつかのマネージャについても説明します。この章では以下のトピックについて説明します。
- 4-1 Palm OS リソースの概要
- 4-2 Palmハンドヘルドにおける描画
- 4-3 フォーム、ウィンドウ、ダイアログ
- 4-4 コントロール
- 4-5 フィールド
- 4-6 メニュー
- 4-7 テーブル
- 4-8 リスト
- 4-9 カテゴリ
- 4-10 ビットマップ
- 4-11 ラベル
- 4-12 スクロールバー
- 4-13 カスタム UI オブジェクト(ガジェット)
- 4-14 ダイナミック UI
- 4-15 カラーとグレイスケールのサポート
- 4-16 挿入ポイント
- 4-17 アプリケーションランチャ
- 4-18 ユーザーインターフェース API の要約
ユーザーインターフェースデザインのガイドラインについては、「Palm OS User Interface Guidelines」を参照して下さい。
- TIP
- Palm OS の Web サイトには、様々なユーザーインターフェースを使うコード作成のためのレシピがあります。次のURLを参照して下さい。 http://www.palmos.com/dev/support/docs/recipes