Palm Programmer's Laboratory
Palm OS User Interface Guidelines/3-7
3-7 ヒントダイアログ
ヒントダイアログ(図 3.24 参照)は、モーダルフォームの隅にある“i”ボタンをタップすることで表示されます。
図 3.24 ヒントダイアログ
表 3.7 ヒントダイアログの詳細
指標 | 値 |
---|---|
幅 | システムにより決定 |
高さ | システムにより決定 |
上端 | システムにより決定 |
左端 | システムにより決定 |
境界線 | 各辺2ピクセル |
ヒントダイアログは、特定のモーダルフォームの使い方に迷っているユーザーに対する支援を提供します。全部とまではいかなくても、プログレスダイアログやAboutダイアログを除く多くのモーダルフォームにヒントダイアログを関連付けるのは良い考えです。
ヒントダイアログは、フォーム上の各フィールドや特別なシンボルについて、その目的を簡潔に記述します。ヒントダイアログによっては、隠されたショートカットについてユーザーに説明したりします。例えば、アドレス帳では一覧ビューの右端のアイコンをタップすることで連絡先情報にコメントを追加することができます。ユーザーは、アドレス帳の詳細ダイアログのヒントからこれを学びます。
ヒントダイアログに指定する文字列には、書式はほとんどありません。例えば、ヒントではフォントを変更したり画像を追加することはできません。また、ダイアログのタイトルを変更することもできません。
- ヒント
- ヒントダイアログでは、箇条書きが良く使われます。箇条書きのための黒点を Constructor for Palm OS で指定するには、全ての文字を16進表示にしてから“95”とタイプし、“View as Hex”オプションを解除します。
ヒントダイアログは重要かつ有用な情報だけを含むようにすべきです。簡潔で本質的なテキストだけを表示するため、このダイアログはアプリケーションを効果的に使用するために知る必要がある概念的な背景要素をユーザーに提供する場としては適していません。そのような情報はハンドヘルド自身で提供せず、外部のユーザーマニュアルで提供するのがベストでしょう。ヒントダイアログは、たとえば About ダイアログにあるプログラマのクレジットのような特殊な情報のための場所ではありません。