Palm Programmer's Laboratory
Palm OS User Interface Guidelines/5-2
5-2 チェックボックス
チェックボックス(図 5.8 参照)はオン/オフの設定を表示します。チェックボックスやそのテキストをタップすることで設定をトグルします。
2状態のデータやオプション、つまりオン/オフや有効/無効の設定などにチェックボックスを使用して下さい。
図 5.8 チェックボックス
表 5.2 チェックボックスの詳細
指標 | 値 |
---|---|
幅 | システムにより決定 |
高さ | 最低 12 ピクセル 高さによりタップ可能領域が決まる 高さはボックスやテキストのサイズには影響しない |
上端 | 可変 |
左端 | 可変 |
境界線 | なし |
内容 | オプションを説明するテキスト。長くても良い。 各単語の先頭文字列を大文字にし、ホールドフォントを使用する。 |
ほとんどのチェックボックスには、オプションを説明するボールド体のテキストが右側についています(本書ではこのテキストをチェックボックスのテキストあるいはテキストコンテンツと呼びます)。このテキストはチェックボックスの“ポジティブ”な状態、すなわちチェックボックスがチェックされた場合に起きることを説明します。テキストコンテンツはチェックボックスのアクティブエリアの一部です。チェックボックスをトグルするためにテキストをタップすることもできます。
チェックボックスは必ずしもテキストコンテンツを持つ必要はありません。たとえば To Do リストのチェックボックスにはテキストコンテンツはありません。
チェックボックスによっては、ラベルを左側に置いて右側のテキストコンテンツを省略することがあります。例えば、図 5.9 に示すメモ帳の詳細フォームでは、レコードのプライベート属性を設定するためのチェックボックスがあります。このチェックボックスのラベルは、フォーム内の他の UI 要素に合わせるためだけにチェックボックスの左側に置かれています。チェックボックスの左側にラベルを置く場合、チェックボックスのタップ可能な領域の一部ではなくなるという代償を支払わなければなりません。この理由により、安易にラベルをチェックボックスの左側に配置するのは浅はかな行為となります。適正な理由がない限りはこれをするべきではありません。
図 5.9 ラベルが左側にあるチェックボックス