Palm Programmer's Laboratory
Palm OS Programmer's Companion Volume II/3
3 個人データのやりとり
Palm OS(R)では、個人データのやりとり(Personal Data Interchange : PDI)を他のデバイスやメディアと行なうための PDI ライブラリ API が用意されています。この章では、Palm OS PDI ライブラリの使い方について以下のセクションで 説明します。
- 個人データのやりとりについてでは、PDI 標準について簡単に紹介し、より完全な情報のソースへのリンクを提供します。
- PDI ライブラリについてでは、情報をやりとりするために Palm OS PDI ライブラリがどのように PDI リーダやライタを実装するか、について説明します。
- PDI ライブラリの利用では、PDI ライブラリの関数をどのように使用するか、について説明します。
- 異なるメディアのための UDA の利用では、あなたの PDI リーダもしくはライタにおいて、異なるメディアからのデータにアクセスするために、統合データアクセス(Unified Data Access : UDA)マネージャをどのように使用するか、について説明します。
- PDI リーダの利用例では、PDI リーダを作成するためのコードセグメントのウォークスルーを説明し、それを使用してvCard情報の解釈を行ないます。
- PDI ライタの利用例では、PDI ライタを作成するためのコードセグメントのウォークスルーを説明し、それを使用してvCard情報の生成を行ないます。
PDI ライブラリのデータ形式・定数・関数に関する詳細な情報は、「Palm OS Programmer's API Reference」の第88章「個人データ交換ライブラリ?」を参照して下さい。
PDI リーダ・ライタオブジェクトは、データストリームの入出力を管理するために統合データアクセス(United Data Access : UDA)マネージャを利用します。「Palm OS Programmer's API Reference」の第89章「統合データアクセスマネージャ?」を参照して下さい。