Palm Programmer's Laboratory
Palm OS Programmer's Companion Volume II/4
4 ビーム(赤外線通信)
Palm OS(R)は、ビームもしくは赤外線通信( IR )の3段階のサポートを提供します。
- Exchange マネージャは、転送を透過的に扱う高レベルのインターフェイスを提供します。詳しくは「第 1 章 オブジェクト交換」を参照して下さい。
- シリアルマネージャは、IrComm プロトコルを実装した仮想ドライバを提供します。IrComm を使用するには、開こうとするポートとして sysFileCVirtIrComm を指定し、そのポートでデータの送受信を行なうためにシリアルマネージャ API を使用します。シリアルマネージャ API の使用については「第 5 章 シリアル通信」を参照して下さい。
- 赤外線ライブラリは、Palm OS で IR 通信を行なうための低レベルで直接的なインターフェイスを提供します。Exchange マネージャが提供する方法よりも直接的なアクセスを行ないたいアプリケーションのためにデザインされています。
この章では赤外線ライブラリについて述べます。