Palm Programmer's Laboratory

トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ RSS ログイン

Palm OS Programmer's Companion Volume I/0-2

← 1 節に戻る ↑0 章トップへ 3 節に進む →


0-2 本書の内容

 
 本書はランダムアクセス可能なように構成されています。つまり、どの章からどのような順番で読んでもよいということです。最初の数章は Palm OS が始めてのプログラマのために書かれていますが、どこかを読むために他の場所を読んでおかなければならないということはありません。最初の3章では、アプリケーション開発で使う可能性が高い機能と、必要なタスクについて学ぶことができます。

 各章の終わりには、関係のある関数を説明している API リファレンスへのリンク一覧を載せています。

 本書の概要を以下に示します。

  • 1 章 小箱の中の Palm OS プログラミング 」 では、新しい Palm OS プログラマのために Palm OS アプリケーションの開発におけるタスクとツールについて概要を示し、より詳細な情報を得るためのポインタを示します。
  • 2 章 アプリケーションの開始と終了 」 では、アプリケーションの開始と終了、および他のアクションをするためにどのように起動コードを処理し、応答を返せばよいかについて説明します。また、全てのアプリケーションのエントリポイントである PilotMain 関数をどのように実装すればよいかについても説明します。
  • 3 章 イベントループ 」 では、イベントマネージャ、イベント、イベントループ、およびアプリケーションにおいてどのようにイベントループを実装すればよいかについて説明しています。また、アプリケーションとシステムがイベントをハンドリングすることによってどのようにやりとりをしているかについても説明します。
  • 4 章 ユーザーインターフェース 」 では、アプリケーションで使用できるユーザーインターフェース要素とその使用方法について説明しています。また、描画や高解像度ディスプレイ、ダイナミック UI、ユーザー入力の受信やアプリケーションランチャについてもカバーしています。
  • 5 章 メモリ 」 ではメモリアーキテクチャ、Palm ハンドヘルドにおけるメモリの使用、およびメモリマネージャについて説明しています。
  • 6 章 ファイルとデータベース 」 では、データストレージシステム、データマネージャ、リソースマネージャ、およびファイルストリーミング API について説明しています。
  • 7 章 拡張カード 」 では、Palm OS Expansion と Virtual File System (VFS) マネージャを使用して拡張カードやアドオンデバイスを使用する方法について説明しています。
  • 8 章 テキスト 」 では、アプリケーションを簡単にローカライズできるようにするために、文字や文字列をどのように扱えばよいかを説明しています。
  • 10 章 アテンションとアラーム 」 では、アプリケーションがユーザーの注意を引く重要なイベントとして使用するアテンションマネージャと、アプリケーションが未来の特定のポイントで通知を受けとることができるアラームマネージャについて説明しています。
  • 11 章 Palm のシステムサポート 」 では、フィーチャマネージャ、プリファレンス、サウンドマネージャ、システムのブートとリセット、マイクロカーネル、時刻、および浮動小数点数演算といった、Palm のハードウェアと OS にユニークな機能について説明しています。
  • 12 章 アプリケーションのローカライズ 」 では、アプリケーションをローカライズ可能にする方法について説明しています。オーバレイマネージャとロケールマネージャに関する情報、および数値や日付を扱う方法について説明説明しています。
  • 15 章 デバッグ戦略 」 では、アプリケーションをデバッグするためのプログラム的なアプローチ ── すなわち、エラーマネージャと try - catch メカニズムを使用したデバッグ ── について説明しています。
  • 16 章 標準 I/O アプリケーション 」 では、コマンドラインアプリケーションの作り方を説明しています。Palm OS では、コマンドラインアプリケーションは一般的に開発者によってデバッグ目的で使用されるだけです。

 
 「 Volume II of the Palm OS Programmer's Companion 」 では、通信について説明します。
 


← 1 節に戻る ↑0 章トップへ 3 節に進む →